競馬は馬場の状態でタイムの出方が変わってきてしまうようにデータの連続性は期待できません。
ダートの厚さだって統一されたのが2012年と最近のこと。細かく見ていけば色々な変化が起きている。
2016年の高松宮記念のように、たった1週で一気に高速化することもあり自然劣化をどう扱うか難しくなりました。
競馬で勝つには、いかに少ないデータをもって変化に対応するか、その手法が明暗を分けると言っても過言ではないでしょう。
そういった中で一貫性のあるレース指標を持つことは相当なアドバンテージになります。それを実現するクラスリビルドは可能性があります。
ただ、そのデータ分析には今までにない技術が使われているため時間も費用もかかってしまう。1人でできる作業量ではない!
1つアップデートすると他のデータに影響していく生きたシステムなので遅々として進まないこともあります。
100の案を試して残るのは1つあるかどうか。あまり役に立たないと分かればすぐに撤退しています。残された時間は少ないですから。
たくさん始めてたくさん撤退する。失敗から得た知見をまた新たな種として活用していけば道は開けてくると信じています。
競馬はJRA-VANデータ自体が理路整然としていない所があるので、しっかりと活用できるものを見極めないと最低限の精度もでません。
ちょっと馬柱を見たりJRA-VANのツールをいじくったりする程度では妙味戦略(バリュー投資)を実施することはできないでしょう。
高い競馬予想センスがあったとしても一般的なデータしか持っていなかったら能力が完全に発揮されることはありません。
ほとんどの人がそういう状態で馬券を買っていると思うと、なんだかもったいない気がしますね。
この困難を極める世界でラクして勝つなんて大それたことができるのでしょうか。まだまだチャレンジしてみたいと思います。
怠惰を求めて勤勉に行き着く。鉄火場に自分から飛び込んで甘い気分でいるなんて大怪我の元でしかない!