株式投資において株価の動きはランダムとする考え方がある。これはランダムウォーク理論と呼ばれ予測のしづらさを説明したものだ。
だが、それでも勝者がいるのは何故だろうか?バフェットやソロス、その他の成功者に共通しているもの。
その答えは、一般レベルより期待値の高い考え方と行動力で差がついているからだと推測している。
それを裏付けるように成功者は特別な手法は使ってなどいなかった。よく知られる理論やニッチな理論を自分の強みに組み込みんで上手く利用していただけ。
その手法を構築するにあたり致命的にならないよう数多く負けて効率よく経験を積みあげていく。一見シンプルに見えるが実践者はどれだけいるだろうか。
最近の人工知能(AI)でバフェット理論を検証した記事があったが完璧でなくとも相対的な優位性があれば利益につながることを裏付けている。
株式に比べ競馬は人気順に勝率が高いように上位人気であれば予測することが可能となっている。
その点から株式よりも上手く立ち回れるのが競馬の強みと言えるだろう。
期待値をマイナスにする行動とは?
期待値は考え方が行動となり、そして最後に数値として表れる。その前提で間違っていれば期待値を生かすことはできない。
感情的に判断する
競馬で負けて感情的になるのが人間というもの。しかし、冷静さを欠いてしまうと予定していなかったレースを買って取り戻そうとしてしまうことがよくある。
人はマイナスをより重く見てしまうからだ。それで取り戻せたとしても同じことをしていれば長期的にはマイナスを積み上げることになってしまう。
短期間で大負けてしまう
期待値は長期になるほど生きてくるものであり、短期間の勝負では期待値が生かせずにボロ負けするということがよくある。
無計画な一発勝負はまさにギャンブルであり、どんな優れた手法もダメにしてしまうことを覚えておきたい。
負けて何もしない
投資の世界で負けるというのはありふれた光景である。それは9割が負けると言われていることからもよく分かるだろう。
むしろ負けることは投資システムの一部であるという認識が正しい。そう考えれば負けにこそ利益となる源泉がある。
投資はデータが十分ではないからこそ予測が難しい。それが分かっている人ほど素早く小さく数多く負けてイチ早く習熟しようとする。
それは経験則で負けてからの気づきにこそ価値があると分かっているからだ。
予想手段が1つしかない
1になる計算式は2引く1だけではない。競馬予想の選択肢は新聞しかなかったが、いまでも本当にそれしかないのか疑うべきである。
自分にあった手法を試行錯誤するためには色々な選択肢を持っていなければならない。
投資で勝ちたければ、まず自分にあったツールや情報源に投資する必要がある。これは勝つ上での最低限の投資と言えるだろう。
そのようにして投資の成功者も自分にだけ味方する手法を例外なく見つけていた。莫大な利益をもたらす秘宝があるとすれば、それはあなた自身の中にある。
誰かのせいにする
他人のせいにして問題を遠ざけてしまうことは投資の成功を遅くするだけである。さっさと自分に問題点に着目して弱点を克服することに専念すべきだ。
そうすることで同じ判断が必要になった時には以前のような間違いは犯さなくなる。ネチネチとミスをした騎手に文句を言ったところで現実を変えることはできない。
それよりも買うべき妥当なオッズを再設定することの方がより意義がある。
数字をいじくりまわす
数字はデータの一部だが、それをいじくりまわしたところで何かを生み出すことはできない。過去のデータからプラスになる組み合わせを抽出しても意味が分からないのなら運で投資するようなもの。
それよりもなぜそうなるのかをじっくりと考えた方が重要な気づきをもたらすことが多い。データに翻弄されて時間を
すべて1人でやろうとする
競馬を1人でやろうとすると、まずどうやってデータ分析しようと悩むことになる。そのような一般的な手法は確立されておらず、その模索に多大な時間と費用をかけることになる。
競馬には明確な能力指標がないからデータ分析は必要ないと考える人もいるが、完璧でなくとも少しでも優位性のあるデータ分析ができる人には太刀打ちできないことは覚えておこう。
時間をムダにする
1万時間の法則をご存じだろうか。特定の分野で世界的な一流になりたいのであれば、それには「約1万時間の練習や実践が必要」という成功哲学である。
かのモーツァルトやビートルズ、ビル・ゲイツなども1万時間の努力で「本物」になったそう。
お金とは違い時間は有限であり二度と戻ることはない。それだけに時間を有意義に使える人とそうでない人の差は開く一方と言えるだろう。
あなたの時給が高いほど時間を効率的に使うこと重視しなければならない。自分でやるべきことなのか、そうでないことは誰かにまかせて時間を節約しよう。
あなたの能力を開花させる最速の方法
私たちが提案してきた投資競馬では、競馬予想を【データ分析(80%)】+【資金管理(20%)】という独自の公式に基づき理論を構築している。
利用者は後者の資金管理に集中してもらうことで効率よく自分だけの手法を構築できる仕組みとなっている。データ分析は専門家に任せようという仕組みだ。
ほとんどの人は前者が丸っきり存在しないので、今までもやることはそう変わらないだろう。競馬のデータ分析は確立された手法はなく専門家でも完璧とはいかない。
ただ、すでに書いた通り相対的に上回れるのでアドバンテージとしての価値は十分にある。最強の相馬眼を持つエージェントからの情報も生かせるからだ。
調教師や騎手といった関係者は競馬を中からの眼でしか見ることができないが、馬喰として生きてきたエージェントは外の眼で競馬をとらえることができる。
外の眼とは、他のサラブレッドと比較して違いを見つける能力を指す。調教師は管理馬に詳しいが、それだけじゃ競馬予想として使える情報にはならない。
何千頭もいる競走馬を比較することでデータの裏付けを強化するエージェントは唯一無二の存在と言えるだろう。
競馬を正しい方向で簡略化できれば1万時間も必要せずにもっと短い時間で自分だけの手法を構築できるはずだ。