自分の負け方のクセを知ると回収率向上のヒントを得ることができます。私の場合、レース結果をすぐ見ないクセをつけただけで回収率が鬼上がりしたのです。
その理由は、とてもシンプルでした。それは時間を置くことで回収率をマイナスにさせるバイアスの力を抑えることができるからです。
レース結果は正解じゃない
レース結果を正解して見ることは普通だと思ってましたが、競馬を知るほどに各ファクターの影響で決まっていることを知るようになりました。
つまり、いくつもの決着がある中の1つが確定するというのが正しい見方だったのです。レース結果を正解と見てしまうデメリットはこうでした。
それが正しいかも分からないずに感情的な分析をしてしまうこと。これは馬券が的中した時にも起こっていました。
実は馬の得意レースだったのに、大して良い騎乗をしたわけではない騎手をホメてしまう。これは長い目で見るとマイナス要素を積み上げることになります。
なぜなら、それは事実であることが少なかったからです。事実にもとづかない予想は妄想に近くなるわけですから長期的には上手くいかなくなるのです。
確率に従っていることを意識する
たとえ的中50%の予想ができていても、それはうまく当たってハズレてを繰り返すわけではありません。それどころか偏るように感じるのが普通です。
ソーシャルゲームの調査においても、ランダムを生成する乱数をそのまま使うとユーザーは偏りを感じ不満を持つことが分かってきました。
そうならないように意図的に手を加えられているガチャは楽しいと感じやすいのですが、馬券では上手く操作できるとは限らないため連敗をする時はしてしまう。
それを分かっている人とそうでない人の行動は変わってきます。ただの確率的な偏りを見て手法の評価をしてしまうと次々と乗り換えるようになります。
もっと良いものはないのか、それでたまたま短期的に調子の良い予想家にでも出会うと良い感情を持つので試してみようかという気持ちになる。
でも、やはり確率の偏りは起こるので連敗するとあっさりと見放されてしまう。長期的に結果を出す予想家は連敗を受け入れるのに対して利用者はそうではないことがこの業界の不幸を増長させてきました。
連敗を覚悟して結果は気にしない
連敗を気にするなと予想家に言われても気分が良くないはず。このマインドに至るまでの道のりはそうカンタンではないことが分かるでしょう。
でも、負けていい金額を設定してしまえば案外ラクに馬券を買えるようになります。予想に執着しなることで過剰な期待も薄らぐからです。
この執着を上手く利用して莫大な売上を築いてきたのが主催者なので、その手に乗るものか考えることも効果があります。
競馬予想で勝つ方法は手法よりもマインドにあることを経験してきました。もっと早くに気づいていればと後悔してきたのでここで共有させてください。