シルバーステートはG1レーシングの募集馬で出資サポートした1頭でした。力強い走法が災いし脚がついていかず故障して惜しまれつつ引退。
仕上がりきることなくターフを去ることになって残念でしたが、種牡馬になれたのは怪我の功名というやつでしょうか。
自分で脚を破壊した馬と言えばトウカイテイオーもそうでしたが、決して体質が虚弱だったから怪我したのではありません。
あまりに脚力がありすぎるがゆえに怪我へとつながっていました。本当に虚弱な体質だったら休み明けでポテンシャルを発揮することはできないものです。
脚はついていかなかったものの心肺機能や内臓面には全く問題がないからこそ休養を挟んでも能力の一端をかいま見せることができていました。
シルバーステートは時代に選ばれる種牡馬になる可能性があると考えています。その指標となる馬がバトルボーンだとnoteに書きましたが4連勝でオープン馬に上り詰めることができました。
産駒特徴1.先行馬になりやすい体躯バランス
シルバーステート産駒は先行馬になりやすい体躯バランスを持っていることが特徴的です。それゆえ逃げ先行が残りやすい新馬戦では買っておいて損しない種牡馬と言えるでしょう。
早熟なタイプから晩生の馬まで牝系の色に沿った産駒を輩出しており、早くから活躍できる馬から古馬になって活躍する馬まで成長パターンは豊富。
休養での成長が期待できる種牡馬であることから休み明けの馬券でも積極的にリスクを取っていくことも考えたいところです。
産駒特徴2.ダートは基本向かない
生産者にアドバイスしたことがありますが、シルバーステートの特徴は芝でこそ生きると見ているためダート色が強すぎる牝系はオススメしていません。
今まで見た中でダート向きの馬もいたのですがバネの強さが返ってダートの資質を引き下げているように思えました。
もちろん数をこなせば重賞を勝てる馬もでると思いますが、シルバーステート産駒の多くは芝向きのバネを持っているためダートより成功しやすいでしょう。
産駒特徴3.外国人騎手との相性が良い
先行馬のポテンシャルを発揮させることは思うほどカンタンではありません。日本人騎手は保険をかけた騎乗ができないため上手く走らせることができていない。
外国人騎手であればタメを意識しているため、先行しながら脚を伸ばすことに長けています。また、保険をかけた騎乗が巧みなことも見逃せません。
日本人騎手が後手に回りたがるのは、そのほうがサンデーサイレンス系の末脚を生かしやすいですから、裏を返せば差しに回らないと良さを引き出せないということでもあるのです。
その点からシルバーステート産駒の成功は騎手が上手く乗れるかという点も大きな割合を占めるのではないかと見ています。
種牡馬シルバーステートの将来性
ディープインパクト系の後継としてやっていける余地はありますが、実のところシルバーステート産駒から生まれたG1馬がその役割を担うのではないかと考えています。
これからの世代は繁殖の質が上がっていきますし、その恩恵でG1を勝てるようなポテンシャルを持つ馬もでてくることでしょう。
現役馬で期待しているのは2歳馬ショウナンバシット。2戦目で良い方向へと変わってきたことで出世コースに乗れるのではないかと見ています。
以前に無料で行っていた一口馬主の無料出資サポートを再開するか検討しています。ただ、AIから相馬までやってるとワンオペが酷すぎて継続性に不安が…。
ウインでは香港G1を2勝したウインブライト、シルクでは名馬アーモンドアイ、サンデーレーシングでは名マイラーのグランアレグリアなどを出資サポートしてきました。
