馬券でプラスにしてきた人たちを調べていく内に自然とビジネス知識を活用していることに気づきました。
ブルーオーシャンとはビジネス用語で競争の少ない利益が得やすい商圏を意味します。実は馬券で勝ちたいのならマーケティング知識はあった方が圧倒的に得なんです。
すでに予想力が生かせる所は過当競争の中にあり、そこでいくら頑張っても十分なリターンを得ることはカンタンにはいかなくなってきました。
つまり、もう予想力にはノビシロがない。ただ、普通に入手できる汎用データを見て予想する行為をしているだけでは思いがけないプラスも起こせなくなったのです。
それでも無理に十分なリターンを得ようとすれば、身の丈に合わない額を投機をすることになり長期的には損失リスクが上回ることで大損することになりかねません。
実は馬券運用で大事なのは微損を維持することなんです。回収率で言えば80~90%前後あれば補填しつつも長く買い続けることができます。
確かに心地よい状態とは言えないのですが、とにかく長く続けるという生き残り戦略はプラスにする上で根幹を成すため絶対に避けて通ることができない。
この生き残り戦略は、過剰なリスクを受け入れる人たちが多いほど効果を発揮します。ギャンブルはどうしても短期目線になってしまい合理的な立ち回りができない人がほとんど。
つまり、過剰に負ける土台がある馬券市場は戦略1つで十分にプラスにすることができることができると言えるのです。
それはそうですよね。1年後プラスにするために馬券を買い始める人なんて見ることないですから。今日資金を2倍3倍に増やしたい。そういう人たちであふれている。
このような人たちが8割いるとすれば、その裏をかく2割の人になれば自然とリターンが集まってきてしまう。このイメージを持ち長期戦略を実行できる人は手堅いリターンを得ることができます。
でも、競馬の一体どこにそのような手つかずのブルーオーシャン圏が存在するのでしょうか。それは当日に自分の能力でのみ得られるリアルタイム情報です。
もっと分かりやすくいえば、買う予定の競走馬が好む天候なのか、パドックでの雰囲気はどうか、馬場に変化は起きていないだろうか。
こういう変動率の高い当日情報は扱いが極端に難しいため高いスキルを要求される場になります。そうカンタンに攻略できない当日情報こそがブルーオーシャンなのです。
競馬はレース直前まで変化し続けるからこそ上手く立ち回った時の報酬が大きくなるゲームだと言えます。
特に好走域の小さい穴馬ほど影響が大きくなるわけですから直前までしっかりデータ分析できる人の利得は計り知れない。
これを見てまだ予想だけで十分と思えるのならそれもいいでしょう。実のところ馬券の買い方に決定的な正解というものはありません。
今日は最低人気の組み合わせだけ買うぞと何となく思ったことが実現する可能性だってあるわけですから。最低人気3頭以外が落馬する可能性もゼロではない。
あらゆる立ち回りに可能性がある懐の深さが競馬の魅力であり、自分なりの馬券がルーティンとして確立できた時は競馬がより楽しくなるはずです。
私は独自のAIデータ解析技術と一流相馬師のもとでノウハウを学んだことを生かした直前配信に熱を上げてきました。その模様は「シン・競馬新聞」で配信予定です。