
1. 自分のニーズと目標を見直す
自分が投資に何を求めているのか、時間をかけて考えてみる価値はあります。
自分自身、ニーズと目標、そしてリスク許容度を知ることから始めましょう。
2. 投資できる期間を考える
どのくらいの期間で資金を回収する必要があるかを考えましょう。
目標によって期間は異なりますし、どのようなリスクを取ることができるかにも影響します。例えば、次のようなことが考えられます。
家の保証金を貯めていて、数年後に購入したいと考えている場合、株式やファンドなどの投資は、価値が上下するので適していません。キャッシュISAのような現金貯蓄口座を利用しましょう。
25年後の年金のために貯蓄をしているのであれば、投資の短期的な価値の下落は無視して、長期的な視点で考えることができます。長期的には、現金貯蓄口座以外の投資の方が、インフレに打ち勝ち、年金目標を達成する可能性が高くなる傾向があります。
3. 投資計画を立てる
自分のニーズと目標を明確にし、どの程度のリスクを取ることができるかを評価したら、投資計画を立てましょう。
これは、あなたに適した商品の種類を特定するのに役立ちます。
目安としては、キャッシュISAなどの低リスクの投資から始めて、次に中リスクの投資を追加していくとよいでしょう。
次に、ボラティリティが高くても構わないと思うなら、ユニットトラスト(エコ・ファンド)のような中リスクの投資を追加します。
高リスクの投資を検討するのは、低リスクと中リスクの投資を積み上げてからにしましょう。
その場合でも、投資した資金を失うリスクを受け入れられる場合にのみ検討してください。
4. 分散投資をしよう
投資の基本的なルールとして、より良いリターンを得るためには、より多くのリスクを受け入れなければなりません。
しかし、価格が同じ方向に動くとは限らないさまざまな種類の投資対象やセクターに資金を分散することで、リスクとリターンのバランスを管理・改善することができます。これを「分散」と呼びます。
これは分散投資と呼ばれています。分散投資を行うことで、リターンを滑らかにしながら成長を実現し、ポートフォリオ全体のリスクを低減することができます。
5. 手持ちの資金量を決める
投資に費やす時間は、必要に応じて自由に決められます。
自分の手で投資判断をしたい方は、個別株の購入を検討されるとよいでしょう。
しかし、リスクを理解した上で購入してください。自分で判断する時間がない場合や、投資資金が少ない場合は、ユニットトラストやオープンエンド・インベストメント・カンパニー(OEIC)などの投資ファンドが人気です。これらのファンドは、お客様の資金が他の多くの投資家と一緒にプールされ、幅広い投資対象を購入するために使用されます。
自分に必要な投資の種類や、どの投資ファンドを選べばよいのかわからない場合は、ファイナンシャル・アドバイスを受けてください。
6.手数料の確認
株式などの投資商品を直接購入する場合は、株式仲介サービスを利用し、売買手数料を支払う必要があります。
投資ファンドを選ぶ場合は、ファンドマネージャーへの支払いなどの手数料がかかります。
また、ファイナンシャル・アドバイスを受ける場合には、アドバイザーに料金を支払うことになります。
株式仲買人、投資ファンド、アドバイザーのいずれにしても、手数料は会社によって異なります。
お金を預ける前に、どの会社にもすべての料金を説明してもらい、自分が支払う金額を把握しておきましょう。
手数料が高いほど質が高いということもありますが、自分が請求されている金額が妥当かどうか、他のところで同じような品質のものをより安く手に入れることができるかどうか、常に自分自身に問いかけてみてください。
7. 避けるべき投資
リスクの高い商品は、そのリスクを十分に理解し、喜んで引き受けることができない限り、避けるべきです。
リスクの高い商品を検討するのは、低・中リスクの投資で資金を増やしてからにしましょう。
また、通常は完全に避けた方が良い投資もあります。
8. 定期的に見直す – でも、「株価ウォッチング」はしないで
年に1回など、定期的に見直しを行うことで、投資の成果を把握し、目標達成に向けて必要に応じて貯蓄額を調整することができます。
そのためには、定期的に明細書を受け取ることが必要です。ただし、価格が予想外の方向に動くたびに行動するのは思わぬ損失になりかねません。
市場は常に上下しており、長期的な投資家であれば、こうした変動を乗り越えられると考えてください。