あらゆる分野で恐怖や不安といった感情は失敗を引き寄せています。それを解消する1つの方法を、さあ、今日からレッツ、メントレ!

壇上の隅に立っている彼の目に飛び込んできたのは、客席にいる3人のマネージング・ディレクターの厳しい表情でした。思わず足がすくみ、口がすっぱくなってしまう。これまで50人以上のチームを率い、1億円の予算を交渉してきた彼が、たった3人の前でプレゼンテーションをすることで、自信を失ってしまったのです。
頭の中が真っ白になり、前夜の準備や練習の成果が消えてしまう。そして、自分の名前が呼ばれ、面接の一環としてプレゼンテーションを行うことになったのですが、彼は恐怖を感じていました。
多くの応募者にとって、プレゼンテーションは面接プロセスの重要な要素となってきており、管理職になるとなおさらです。多くの応募者にとって、これは最悪の悪夢であり、最大の障壁であり、面接に失敗する主な理由でもあります。しかし、たとえ仕事ではなくても、人前で話すことは多くのプロフェッショナルが恐れていることです。
プレゼンを成功させる鍵は「自信」です。このシンプルなアドバイスは誰もが知っていると思いますが、今日は、プレゼンテーションに対する感情的な反応を変えるためのメンタルテクニックをご紹介します。
失敗を想定しておく
もし、あなたが次の就職面接でプレゼンテーションをするように言われたら、あなたはどんな反応をするでしょうか?恐怖?なぜこのようなネガティブな感情を抱くのでしょうか?
面接官に緊張するのは、プレゼンテーションに失敗した自分を想像するからです。まるでその場にいるかのように鮮明にイメージし、その感情が生々しく感じられ、逃げ出したくなるのです。
また、このネガティブな映画を頭の中で考えるとき、おそらくカラーで、自分の視点でステージに立っている姿を見て、深い連想をして、緊張や恐怖を感じているのではないでしょうか。
なぜなら、このようなネガティブなイメージは、何千人もの人が就職の際のプレゼンテーションで合格できない原因になっているからです。しかし、もしあなたが自信を持ち、自分を完全にコントロールしてステージに立ち、自分の言葉、口調、行動で聴衆を味方につけることができるとしたら、どのように感じるでしょうか?
次のテクニックは、面接への不安を生み出すネガティブなパターンを断ち切り、仕事で勝つためのプレゼンテーションを行う自信を与えてくれます。
視点を変える
精神的に自分をどうとらえるかを変えることができれば、行動の仕方も変わってきます。
まず、プレゼンや面接の際に緊張したり怖くなったりするネガティブなイメージを思い浮かべてください。そのイメージは、1~10のスケールで、どのくらいの恐怖を感じますか?
映像がフィルムの場合は、フィルムを一時停止して静止画にします。
写真の周りに大きなフレームを置いている自分を想像してみてください。昔の画廊にあるような古い厚手のフレームです。今、あなたはどう感じていますか?緊張しなくなりましたか?
写真の色を白黒に変えてみましょう。今の気分はどうですか?自信があるのか、それともニュートラルですか?
イメージが心の目のどこにあるかを意識して、そのイメージをゆっくりと心から遠ざけ、イメージをどんどん小さくしていきます。イメージが小さくなると、ネガティブな感情の力が弱まることに気付きます。
イメージを地平線に向かって押し出し、イメージが遠ざかっていくと、絵が歪んで見えにくくなっていることに気づきます。このイメージは、点になるまで、そして点が消えるまで、あなたから離れていきます。あなたのネガティブな感情はすべて消えましたか?
このエクササイズをあと5回繰り返してください。このエクササイズを行うたびに、面接のイメージが弱くなっていることに気付いてください。
面接コーチ、講演者として、私自身が自信を持ってプレゼンテーションを行うために、また、他の人が自信を持って仕事に勝つための講演を行うために、この同じテクニックを使っています。